
目次
どんな詐欺?
危険度
⭐⭐⭐⭐⭐(超要注意!)
誰になりすます?
👮♂️警察官
🧑⚖️検事
※税務署員・自治体職員・銀行員などになりすます場合も!
お金を振り込ませる口実は……
💬「事件の捜査対象になっています」「あなたの口座が資金洗浄に使われている」
💬「あなたが容疑者でないことを証明するために、預金を調べさせていただきます」
💬「こちらの口座に一時的に預金を移してください」
💬「捜査に協力しないと逮捕される/口座が凍結される」
特徴
- 警察官になりすまし、ターゲット(あなた)を容疑者とみなし、捜査協力を求めてくる。
- 『取調べ』と称し、LINEなどのビデオ通話に誘導。
- 『取調べ』の結果、容疑が晴れないと言い、不安にさせる。
- 容疑を晴らすためなどの口実で預貯金の移動を指示。
- 送金した後、音信不通になる。(預金は既に引き出され、詐欺完了)
主な手口
【ステップ1】 🎧 初期接触(偽の警察官や官公庁職員からの連絡)
警察官を名乗り、「○○さん(あなたの本名)の口座が犯罪に使われています」
と電話がかかってくる。
犯人は氏名や口座情報、住所などを事前に入手した上で電話をしているため、
個人情報を言われることで本物の警察だと信じてしまう。
📌 詐欺師の狙い:リアリティと不安感を与える。
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【ステップ2】 📱ビデオ通話での『取り調べ』への誘導
「警察は○○さんも犯罪組織の一員ではないかと疑っています」
等と言い、不安がらせたうえで
「本来なら警察署に来てもらうが、ビデオ通話で取調べを行う」
とLINEアカウントを交換する。
LINEアカウントを交換後、『取調べ』と称したビデオ通話が開始される。
『取調べ』にあたって、周囲に人のいない部屋に移動するよう指示される。
(他人からのアドバイスを受けられないようにするため)

出典:https://note.com/hinaitter/n/n5b043ab57b2c
📌 詐欺師の目的: さらなるリアリティ・不安感を与えるため、ビデオ通話に誘導する。
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【ステップ3】 👮 『取調べ』で資産状況の確認と不安の煽り
ビデオ通話が始まると、警察手帳などを提示したうえで、
『取調べ』が始まる。
『取調べ』には大きく2つの目的がある。
①本物の警察であると思わせ、ターゲットを不安にさせる
②ターゲットの資産状況(預金額、口座情報)を聞き出す
①のために行われるのは、
警察官としての自己紹介や、
容疑のかかっている罪状の告知、
取調べのルール説明(周囲に誰もいないか、等)。
「もし嘘をついたら身体拘束をする」など脅してくるのも特徴。
②のために行われるのは、
持っている全口座情報や、
それぞれの口座の預金額、
預金以外の資産(有価証券、タンス預金など)の確認。
ターゲットは不安と警察への信頼から、全てを正直に話してしまう。

出典:https://www.chunichi.co.jp/article/1060720

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/e18ff9ee5ec7c1fe8ec84673eb3b0617db050425
📌 詐欺師の狙い:警察であると信じこませ、資産情報を聞き出す。
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【ステップ4】 💸 マインドコントロールの完成・預金の移動指示
『取調べ』では、ターゲットがどう対応しようと容疑は晴れない。
そういうふうになっている。
「本当ですか? もしかして○○さん、嘘ついてませんか?」と、
さらに不安を煽ることもある。その後、
「調査のため資産を警察の口座に移してください」
「容疑を晴らすにはこうするしかない」
「協力してもらえないなら逮捕する」
と指示がある。
不安になっているターゲットは、
長時間緊張状態で疲れていることのもあり、
一種のマインドコントロール状態に置かれてしまう。
📌 詐欺師の狙い:指示に逆らえない状況を作り出す。
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【ステップ5】 🧳振込作業のリアルタイム指示
『取調べ』にて口座のある銀行などは把握済み。
この情報を利用し、振込の指示を行う。
ビデオ通話が終わり、電話に切り替わる。
「近くのATMに行ってください。」
「その間、この電話は決して切らないでください」
と指示・監視が行われる。
(マインドコントロール状態を維持するため)
ターゲットがATMに着くと、電話を通じて細かい操作指示を行う。
「振込名義はXXです。これは捜査官の個人名です」
などの不自然な説明に対し、少しでも疑問をもつと
「協力しないのですね、では逮捕します」
「○○まで来てもらいます」(遠隔地のことが多い)
などの脅しを使い、有無を言わさず振込をさせる。
📌 詐欺師の狙い:冷静になる余裕を与えず、振込を行わせる。
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【ステップ6】 🤐 預金引出と発覚の遅らせ
「振込ましたか? 確認するのでまだ切らないでください」
「まだ確認中です」
など、すぐに電話を切らずに時間を稼ぐ。
その間に、他の詐欺師メンバーが振り込まれた預金を引出す。
こうすることで発覚や口座凍結を遅らせる。
引出が完了すると、
「振込が確認できました。捜査結果は追って連絡します」
「このことはご家族などにも決して言わないでください」
「守秘義務が発生します。違反したら逮捕の可能性があります」
などと言い電話が切れる。
これにより詐欺の発覚を遅らせたり、隠蔽したりする。
📌 詐欺師の狙い:振込まれた預金を現金化する時間を稼ぐ・発覚を遅らせる
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詐欺の完了

手口:他の派生パターン
【ステップ1:初期接触】の口実 派生パターン
- 👮税務署員になりすます→💭「あなたに脱税の容疑がかかっている」
- 🏦銀行員になりすます→💭「あなたの口座が犯罪に使われている」
➡ いずれも、『本人に落ち度があると思わせる』『言うことを聞かないと大変なことになる』と思わせるもの
【ステップ3: 『取調べ』】での送金の口実 派生パターン
- 👮税務署員になりすます→💭「資金移動の経路を調べる」
- 🏦銀行員になりすます→💭「凍結されていないかどうか確かめる」
➡ 『何かを調べるためにあなたの預金を移動させる必要がある』という説明をする
【ステップ5:振込作業指示】の送金方法 派生パターン
・(捜査のためという口実は同じで)
💭「預金を仮想通貨に換えてほしい」
…仮想通貨口座をその場で作らせる。その後アカウント情報・パスワードを共有させる。
電話などで気を引いている間にアカウントにアクセスし、
仮想通貨を別の口座に移動させて盗む。
➡ ATMや銀行窓口と違い、ターゲットを家から出さないため失敗しにくい
※他にもさまざまなパターンがあるので、ここに無いからといって安心しないようにしましょう
対策
⚠️警察を名乗る電話が来たら、一度疑う
落ち着いて電話を一度切り、最寄りの交番・警察署に相談しましょう。
警察に対する相談専用電話『#9110』への電話もおすすめです。
💡警察がSNSで取調べをすることは絶対にありません。
💡逮捕状や捜査令状をLINEで送信することも絶対にありません。
⚠️「預金を移してください」という指示に従わない
この詐欺の最終的な目的は、
『あなたに預金を移動させる』ことです。
この指示にさえ従わなければ被害は出ません。
💡警察・税務署・銀行員があなたに預金を移動するように言うことは絶対にありません。
💡預金口座の暗唱番号や、ネットバンキングのアカウント情報を求めることもありません。
被害実例
警察官を騙る詐欺の被害実例です。詳しくはリンク先記事をご覧ください。